ヒューマンケア協会は、1986年に設立された日本初の自立生活センターです。
その後自立生活センターは、日本全国に約120箇所を数えるようになりました。
地域で自立生活していく上で、必要な介助者派遣サービスや各種相談、自立生活プログラム、ピア・カウンセリングの実施、講演会の開催、委託研究の実施及び報告書の発行などの多様な企画を通して地域での自立生活を支援しています。

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アフリカ障害者地域メインストリーミング研修   2011-09-14

記事画像 8月下旬から9月上旬にかけて、アフリカの障害者組織リーダーと行政官に向けての研修がJICAの主催で行われました。当事者リーダーは8月22日から9月9日までの三週間、行政官は8月29日から9月9日までの二週間、会場は都内と当協会のある八王子の、大きく2ヶ所に分けて開催されました。研修生は、南アフリカ・ケニア・マラウィ・ウガンダ・タンザニア・ザンビア・ナミビア・スワジランドと、主にアフリカ南東部の国々から、計16名の参加となりました。
 研修の日程には、“自立”の意味や自立生活運動、自立生活センターの事業内容等についての講義をはじめ、関連省庁への表敬訪問、特別支援教育に力を入れている区立小学校への視察も含まれました。講義では、毎回時間いっぱいになるほど質問や意見が活発に飛び交い、自国の障害者に対する各研修生の真剣な思いがひしひしと伝わってきました。また当事者リーダーには、自立生活センターが提供している主なサービスの一つであるピア・カウンセリングを実際に体験してもらいましたが、「希望や再び尊厳をもって生きる力を障害者に与えてくれるもの」「とても実践的であり、帰国後に必要な知識やスキルを得ることが出来た」等、良い感想が寄せられました。
 座学以外にも、アクセスチェックとして数種類の電車を乗り継いで浅草へ行ったり、障害当事者の日本人のお宅へのホームステイを体験してもらったりと、日本の社会や文化にも触れてもらいました。ちょうど浅草の仲見世を通行中、台風による風雨に遭い、浅草寺の境内でしばらく雨宿りをするなど、アフリカでは味わえない変わった経験もできたことでしょう。
 研修最終日には、これまでの研修で得た知識を踏まえ、帰国後3年間の国別行動計画を作成・発表してもらいました。各国とも、日本のケースを見本に自国の状況に合わせた、よく練られた計画を立てていました。日本での研修後、当事者グループはタイでも一週間の研修に参加しています。今後、今回の研修をベースにして、アフリカ各国の障害者の為に大いに活躍してくれることを願ってやみません。